ラクトフェリンサプリ。その秘密は?

ラクトフェリンとは?

ラクトフェリンとは母乳などに含まれている成分のことです。糖タンパクの一種で、牛乳に含まれていることから発見されました。この成分は様々な健康効果が得られるものとして注目されており、サプリメントとして販売する商品も増えてきました。

 

・ 抗菌作用
・ ウイルスの感染予防
・ 免疫力を高める
・ 脂質の代謝を高める
・ 傷が治癒しやすい効果
・ 抗がん作用
・ 歯周病治療への効果
などいろいろな効果が期待されている成分です。脂肪の代謝を高めて肥満を防ぎ、生活習慣病対策に使うことができます。免疫力をアップしたり、抗がん作用により病気の治療としても注目されています。アレルギー疾患や歯周病の治療にも使える可能性があります。

 

もともと人の母乳にも含まれている成分ですから、赤ちゃんの健康を守る働きがあります。新生児はまだ免疫力が万全とはいえず、母親から与えてもらった母乳から免疫力を獲得しています。母乳を飲んだ子どもと人工乳の子どもとを比べると、人工乳で育った子どものほうがアレルギー疾患になりやすいともいわれているのです。

 

さらにラクトフェリンは腸内フローラの形成にも役立っており、赤ちゃんが母乳を通して腸内細菌を整える働きも持ちます。とくにラクトフェリンは初乳に多く含まれ、最初の母乳を与えることは重要だとされています。

サプリメントで摂る理由

ラクトフェリンは母乳にも含まれているなら、牛乳を飲めば良いと考える方もいるでしょう。ラクトフェリンは初乳に多く含まれており、さらに加熱殺菌では壊れてしまいます。糖たんぱく質の一種で、熱には弱いためなかなか食品から摂取することはできないのです。

 

市販の牛乳は加熱殺菌することが義務付けられていますから、絞りたての牛乳を飲まないと摂取することは難しいでしょう。そのような環境を手に入れられる人はごくわずかのため、ラクトフェリンはサプリメントとして売られています。

 

さらに牛乳に含まれているラクトフェリンは、10リットルからわずか1g前後しかとれない貴重な成分です。大量に牛乳をのんでも少量しか摂取できないため、効率よく摂取するにはサプリメントが適しています。

 

また、サプリメントなら吸収しにくいラクトフェリンを体に取り込みやすい状態にしたり、同時に乳酸菌もとれるよう配合量を調節したりもできます。ラクトフェリンは腸内環境を整える働きもあるため、乳酸菌とは相性が良くなっています。

 

サプリメント以外では、ヨーグルトにラクトフェリンを添加している商品もあります。1日のお値段でいえばサプリメントのほうがお手ごろで、食べる楽しみを味わいたい方はヨーグルトが適しています。

 

ラクトフェリンサプリ" 

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ライオンによる研究データ

ラクトフェリンは健康食品としても注目されている成分で、ライオンが内臓脂肪への働きかけを調査したデータもあります。この研究では35歳〜60歳の男女を利用しており、1日300mgのラクトフェリンで内臓脂肪がどのように減るかを調査しています。

 

ラクトフェリンは熱や胃酸などに弱く、腸まで届かない性質を持っています。そのためライオンでは、胃酸で分解されないよう腸溶加工を施したサプリメントを使用して実験しました。

 

調査では食事制限や運動はとくに行わず、ラクトフェリンサプリのみの服用です。その結果、内臓脂肪が22%減少し、とくにお腹周りの脂肪現象が認められとのことです。腹部CTにて画像診断をしたところ、実際に脂肪が減少している効果が確認されました。

 

その結果、ラクトフェリンは内臓脂肪減少に効果があるといえることになります。内臓脂肪は生活習慣病の原因にもつながりやすく、メタボと診断された方は何らかの方法で脂肪を減らさなければなりません。

 

ライオンが調査したデータによると、女性よりも男性のほうが効果が現れたとのことです。女性は皮下脂肪が多い傾向にあるのに対し、男性はお腹周りに脂肪が付く内臓脂肪型が多いからなのでしょう。女性でも中年以降は内臓脂肪が付いてくるため、ラクトフェリンでダイエットするのも良いのではないでしょうか。

ラクトフェリンの歴史

ラクトフェリンがはじめて発見されたのは、1939年のころです。牛乳にラクトフェリンが含まれていることが発見され、1961年にラクトフェリンという名前が付けられています。ラクトとは乳のことで、フェリンとは鉄のことを表しています。

 

ラクトフェリンは鉄と結びつきやすい性質を持ち、哺乳類の母乳以外にも、人の唾液や涙、血液などにも含まれています。ラクトフェリンは鉄の吸収率を高める性質を持っており、貧血予防にも役立てられるものです。

 

ラクトフェリンが大量生産されるようになったのは、1980年代のころです。最初に発見されてから大量生産まで期間が開いてしまったのは、牛乳に含まれていることはわかっていても、熱に弱く市販化することが難しかったからです。

 

しかし、大量に取り出すことが可能となり、それからサプリメントなどに加工されていくようになりました。ラクトフェリンがサプリメントとして利用できるようになったのは最近のことで、まだまだ知名度は低くなっていますが、母乳にも含まれる成分として徐々に利用されてきています。

 

サプリメント以外では粉ミルクに添加されたり、ペットフードに入れられることもあります。欧米ではサプリメントとしても注目されている成分で、がん治療の臨床試験が行われています。

 

ラクトフェリンの効果